ホーム読みもの / 産地のはなし

産地のはなし

なぜ阿蘇の干し芋は甘いのか — 火山灰土壌のひみつ

2026.06.25 ・ 阿蘇山麓の蜜いも

阿蘇山麓の畑とさつまいも畑の風景

おいしい干し芋の甘さは、じつは品種の力だけではありません。さつまいもがどんな「土」で育ったか——そこに大きな秘密があります。

さつまいもは「水はけのよい土」を好む

さつまいもは、湿りすぎた土が苦手な作物です。水はけがよく、ほどよく乾いた土でこそ、根に養分をたっぷり蓄えて甘く育ちます。だからこそ、昔から火山灰の土地がさつまいもの名産地になってきました。

その代表が鹿児島。シラス台地とよばれる火山灰の土壌は、さらさらと水はけがよく、さつまいも栽培にぴったり。鹿児島がさつまいも生産量で長く日本一を誇るのは、この「土」のおかげです。

阿蘇の火山灰土壌が、甘さを育てる

同じことが、熊本・阿蘇にもあてはまります。世界最大級のカルデラをもつ阿蘇の山麓には、火山灰が積もってできた土壌が広がっています。この土には、さつまいもが甘く育つ三つの条件がそろっています。

ひとくちメモ:火山灰土壌は「黒ぼく土(くろぼくど)」とも呼ばれ、ふかふかと黒い土が特徴です。阿蘇のふもと・熊本県大津町は、この土を活かしたさつまいもの産地として知られています。

主役は「紅はるか」

「阿蘇山麓の蜜いも」が使うのは、いま全国で一番人気のさつまいも品種・紅はるか。ねっとりとした食感と、蜜のような濃い甘さが持ち味です。火山灰土壌で育った紅はるかは、干し芋にしたときの甘みがひときわ豊かになります。

収穫してからが、本当のはじまり

さつまいもは、収穫してすぐより、少し寝かせた方が甘くなります。これは「貯蔵熟成」と呼ばれる工程で、保管している間にでんぷんが糖に変わり、甘みが増していくためです。じっくり貯蔵し、低温でていねいに乾燥させることで、蜜がにじむしっとりとした干し芋に仕上がります。

——土、品種、そして時間。阿蘇の干し芋の甘さは、この三つが重なって生まれます。

阿蘇山麓の蜜いも

阿蘇の火山灰土壌で育った紅はるかを、砂糖不使用・無添加で。ただいま発売準備中です。

商品ラインナップを見るブランドを知る